測量用語辞典

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街区基準点(がいくきじゅんてん)
国土交通省が平成16年度から3カ年計画で始めた都市再生街区基本調査に基づき、街区の各角の近傍に設置される基準点で、街区の角の座標や街区内の土地の測量の基準となるものをいう。人口集中地区(DID地区)に約200mに1点程度設置されてきている。座標を求めた測量方法により、街区三角点や街区多角点ともいう。
街区基準点測量(がいくきじゅんてんそくりょう)
都市再生街区基本調査の中で、現況測量結果図を作成する作業である。このため地籍測量のために設置されている4等三角点や公共基準点等を基準として、街区基準点を設置して測量し、この街区基準点をもとに街区点を測量し、現況測量図を作成するものである。
街区点(がいくてん)
国土交通省が平成16年度から3カ年計画で行った都市再生街区基準点測量で測量された街区の角の点をいう。
街区レベル位置参照情報(がいくれべるいちさんしょうじょうほう)
平成13年4月から国土交通省のホームページで公開されている街区名(○町○丁目○番)と地図上の位置座標を対応づけたデータをいう。これにより住所や地名の位置情報を持ったデータをGISとして活用できるようになった。
海図(かいず)
航海用海図を指し、推進、底質、暗礁等航海に必要な情報が表されている地図をいう。わが国では、海上保安庁海洋情報部が作成している。
解析図化機(かいせきずかき)
アナログ式の図化機に対して、コンピュータにより写真の立体的再現を行って図化する機械である。今は多くがこの図化機となっている。道路や河川、標高は、人間の目で3次元的に読み取って描画しており、自動的に読み取って図化するものではない。なお最近では立体視をするため、ペアの写真に偏光をかけ偏光めがねで見るタイプが主流となっている。
改測(かいそく)
既成の地図の表示内容を現況に改める場合、地図が古くて変化量が多い場合や修正を何度も繰り返したため地図の骨格がずれてしまっている場合に行う全面的な地図作成をいう。
画角(がかく)
カメラレンズの中心が撮影画面の対角線を挟む角をいう。航空写真用のカメラでは、通常画角が90度程度の広角が使われている。また60度程度のを普通角、120度程度のを超広角という。広角になるほど撮影面積が広がり効率的であるが、画面周辺はゆがみ(通常「寝る」という)が大きくなる。普通角は森林やビル街の撮影に使われている。
拡張DM(かくちょうでぃーえむ)
国土交通省公共測量作業規程で規定されているDMデータファイルの仕様や分類コードでは、応用測量の測量成果を電子納品するためには、規定されていない部分があったため、これを含めるためDMデータファイル仕様を「拡張ディジタルマッピング実装規約(案)」として平成16年5月国土地理院から公開されている。その後実行上の問題にあわせ修正されている。
カシミール(かしみーる)
3次元地図ナビゲータと称しているフリーソフトで、国土地理院の50mメッシュ、1/25,000地形図、ランドサット画像などの数値データを3次元表示できる。
仮製地形図(かせいちけいず)
仮製図ともいい、明治17年から22年にかけて旧陸軍陸地測量部が京阪神地方について、縮尺2万分の1で94面作成した地形図をいう。高さの基準が大阪湾の平均海面で、正確な三角測量を待たずに作成したことから仮製が付いている。
仮想基準点方式(かそうきじゅんてんほうしき)
VRS-GPSともいい、GPSの固定点(わが国では国土地理院の電子基準点が対応)のリアルタイムの情報を使って、GPSで測定しようとする近傍に仮想の基準点が設けられ、その点との相対測位で、1cm程度の精度でリアルタイムに位置情報が把握できる方式である。そのためには固定点の情報がリアルタイムで送信されている事、その情報が携帯電話等で受信できるシステムが必要であるが、現在国土地理院による電子基準点約1000点の情報の配信が行われており、その配信会社も3社あり、実用化されてきている。
カメロン効果(かめろんこうか)
河川等の洪水流の表面を、短い間隔で空中写真の撮影を行い、そのステレオペアの写真で多数のごみ等の流れの差を利用した立体視を行うと、流れの速いところほど高く盛り上がって見える。この現象を言うが、流れが速いほど視差差が大きいと同じ効果を生じ、川全体が山の起伏と同じような状況になる。
カラーチャート(からーちゃーと)
地図作成に用いる色の見本を集めた表をいう。色見本ともいう。
ガリレオ衛星(がりれおえいせい)
ヨーロッパ連合(EU)が2008年の実用化を目指して進めている完全に民生用の衛星測位システムである。アメリカ国防省で打ち上げているGPS衛星からの脱却を目指しており、全体で30個の衛星を打ち上げる計画である。2005年12月試験衛星が打ちあがった。
ガリレオ計画(がりれおけいかく)
ヨーロッパ連合(EU)が進めている完全に民生用の衛星測位システムである。アメリカ国防省で打ち上げているGPS衛星とも共存を図るシステムで、全体で24~30個の衛星を打ち上げる計画である。2005年には中国も計画に参加し、現在のところ2008年の実用化を目指している。
間曲線(かんきょくせん)
地図において、緩やかな地形のところをより細かく表示するため、通常の等高線の中間にその半分の標高の間隔で描かれる補助曲線をいう。
冠字(かんじ)
明治中ごろから三角点の測量を実施する技術者に与えられた漢字1字で、氏名に関係した漢字が使われることが多い。今でも国土地理院の技術者に与えられている。冠字を見れば誰が観測した三角点かわかる仕組みとなっている。なお国土地理院から委託された民間会社にも、会社ごとに冠字が与えられておりその場合は○で囲まれている。最近では電子化に伴い○囲みではなく、漢字の前にKをつけてあらわしている。
干渉SAR(かんしょうさー)
人工衛星から送受信されるマイクロ波(SAR参照)から広範囲の地表面の変動を数cmの精度でに把握する技術である。時期の異なる人工衛星からの距離の差によるマイクロ波の位相差を利用しており、通常位相差を虹色に表現して視覚的に見ることができる。わが国では阪神淡路大震災のときにその活用が始まった。
干渉測位(かんしょうそくい)
従来のGPSは搬送波の時間差を検出して測定するのに対して、搬送波そのものの位相差(波長の約1/100まで)測定して2点間の距離を測定する方法である。10kmはなれた2点間も数mmの精度で図ることができるが、観測時間は1時間程度かかる。
慣性測量(かんせいそくりょう)
加速度を積分すると速度に、速度を積分すると距離となる原理を使って、加速度をXYZの3軸方向に、ジャイロで角速度を測定する装置で移動距離を測定する装置である。GPSが使えない地下や樹木の中などの測量に適しており、測量精度は運用時間によるが、概ね地形測量程度の誤差を有している。
間接水準測量(かんせつすいじゅんそくりょう)
水準儀と標尺で行なう水準測量に対して、精度は落ちるがトータルステーションなど水準儀以外の機器を使って高さを求める測量をいう。
観測誤差(かんそくごさ)
観測誤差には、(1)過誤(数字の誤読、目標の誤認等)、(2)測量機器の系統的な誤差、(3)ランダム誤差からなり、(3)は観測回数を増やす事により、小さくなる。

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機器検定(ききけんてい)
トータルステーションなど測量機器が目的とする測量を行うのに必要な精度を有しているか等を調べ、その適否を判定することをいう。現在(社)日本測量協会及び日本測量機器工業会で行っており、検定証明書が発行されている。検定有効期間は水準標尺が3年間のほかは1年間である。
記号道路(きごうどうろ)
道路を地図上に表す場合、例えば1/25,000の中縮尺図では縮尺にあわせて表示すると細くなり見にくくなることから、2車線の道路は0.4mm、4車線の道路は0.8mmの幅に記号化して表示しており、このように表された道路をいう。これに対し、実際の縮尺に応じた幅で地図上に表された道路を真幅道路という。
基準地域メッシュ(きじゅんちいきめっしゅ)
土地に関する情報を数値化する場合の基準的な区画であり、その基準は昭和38年に行政管理庁告示(現総務省)で示されている。全国を第1次地域区画(国土地理院の1/20万地勢図に対応)、第2次地域区画(同1/2.5万地形図に対応)、第3次地域区画(第2次地域区画を縦横10等分)に分けられており、基準地域メッシュはこの第3次地域区画にあたる。1メッシュは約1km2である。なお平成14年4月に測量法の改正により緯度経度の変更があり、基準が500mほどずれたため、統計の連続性から旧緯度経度(日本測地系)と新経度緯度(世界測地系)に二本立てとなっている。
基準点(きじゅんてん)
測量の基準となる点で、通常標石や金属標で位置を明確化し、座標値が示されているものをいう。水準点は含めない事が多い。
基準点測量(きじゅんてんそくりょう)
基準点の設置からその位置(高さを含む場合もあり)を測定する測量及び設置されている基準点の成果の更新のための測量をいう。通常GPSやトランシット等の測量機器で測量する。
基準点網図(きじゅんてんもうず)
地図上に基準点の位置、名称を示したもので、国土地理院の国家基準点は1/25000地図に記入され、水準点も含めインターネットでも閲覧できるようになっている。
基準面(きじゅんめん)
高さを測定するための基準の面を言う。日本全国の高さの基準は神奈川県三浦半島の油壷で測定された平均海面である。なお航空写真撮影の場合の基準面は、撮影地域の平均的な高さを捉えて定め、その基準面で写真縮尺が決められたものとなるよう撮影高度が定められる。
基図(きず)
主題図や編集図を作成するときに使う基となる地図をいう。
基線高度比(きせんこうどひ)
連続して撮影された空中写真の主点間の地表上での距離と対地高度の比をいう。実体視したときの過高感の違いを表している。
基線長(きせんちょう)
連続して撮影された空中写真の主点間の地表上での距離をいう。
キネマティック法(きねまてぃっくほう)
RTK-GPSともいい、既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測定する方法をいう。精度は数cm程度で精密なGPS衛星の軌道データを後日入手して補正する方法に比べ若干劣るが、リアルタイムの価値は高い。同じリアルタイム計測であるディファレンシャルGPSに比べて精度は良い。
基盤地図情報(きばんちずじょうほう)
平成19年5月に成立した地理空間情報活用推進基本法は、電子地図上における地理空間情報の位置を定めるための基準となる位置情報であって電磁的方式により記録されたものを基盤地図情報と定義している。基盤地図情報として国土交通省令で規定されているものは(1)測量の基準点、(2)海岸線、(3)道路区域界、(4)河川区域界、(5)行政区画の境界線及び代表点、(6)道路縁、(7)河川堤防の表法肩の法線、(8)軌道の中心線、(9)標高点、(10)水涯線、(11)建築物の外周線、(12)市町村の町もしくは字の境界線及び代表点、(13)街区の境界線及び代表点の13項目である。なお、基盤地図情報は、測量法で規定されている基本測量、公共測量および水路業務法で規定された水路測量の成果であることとされている。
基本空間データ(きほんくうかんでーた)
工業統計や商業統計などGIS解析のために利用頻度が高いデータをいう。平成11年3月30日にGIS関係省庁連絡会議が発表した「国土空間データ基盤標準及び整備計画」では、「空間データ基盤」に結び付けられて利用される台帳、統計情報等のうち公共的観点から基本的なものと考えられるデータを「基本空間データ」と呼んでいる。
基本図(きほんず)
国の測量機関が、統一した図式で体系的に作成された地図をいい、わが国では、1/2.5万地形図をいっている。
基本測量(きほんそくりょう)
測量法で定められており、すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院が行うものをいう。そのため基本測量は、実施にあたって、都道府県知事にあらかじめ通知されている。
基本測量長期計画(きほんそくりょうちょうきけいかく)
測量法に基づき、国土交通大臣が基本測量の長期計画を定めるもので、平成16年6月30日に、第6次(平成16年度~平成25年度)が策定された。いつでもどこでも誰でも位置情報・地理情報を容易に共有できる環境の構築を目指している。
CAD(きゃど)
Computer Aided Designの略で、コンピュータの支援を得ながら、設計や製図などのための図形処理を行なうことをいう。なお電子納品のため、国土交通省では、「CAD製図基準(案)」を定めている。
求点(きゅうてん)
座標値や標高を測量する点をいう。求点の座標値等の精度は、測量に使う与点の精度と測量方法によることとなる。
旧版地図(きゅうはんちず)
国土地理院で、過去に刊行され、その後新刊の地図の刊行によって絶版になった地図をいう。国土地理院および地方測量部で閲覧したり、騰本(コピー)を入手することができる。
キルビメーター(きるびめーたー)
地図上で曲線距離を図る機械をいう。曲線に沿って小車を回転させて距離を読み取れるようになっている。

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クイックバード(くいっくばーど)
アメリカデジタルグローブ社が2001年10月に打ち上げた高性能観測衛星で、観測幅は16.5kmと狭いが、白黒で0.61m、カラーで2.44mの分解能がある。価格は白黒カラーともkm2当たり3600円で、オルソ画像になると4~5割増しとなる。
空間情報総括管理技術者(くうかんじょうほうそうかつかんりぎじゅつしゃ)
測量を基に、広範な空間情報を通して国土管理の業務を効果的に遂行するための高度な専門知識と豊富な知見・経験を有する技術者として、平成17年度から(社)日本測量協会が認定している資格である。
空間データ(くうかんでーた)
緯度経度や住所など地球上の位置に直接または間接的に関連付けられたデータをいう。
空間データ基盤(くうかんでーたきばん)
空間データのうち国土地理院が公開している数値地図25000(全国の25000分の1地形図のうち道路、鉄道、河川、行政界、標高等10項目を数値化したもの)及び数値地図2500(都市計画地域を中心に2500分の1地図の精度を持った行政界、街区、道路、鉄道、公共建物等7項目を数値化したもの)をいう。平成11年3月30日にGIS関係省庁連絡会議が発表した「国土空間データ基盤標準及び整備計画」では「国土全体の地勢や行政界等の基盤的な地図データ」を「空間データ基盤」と呼んでいる。
グーグル・アース(ぐーぐる・あーす)
アメリカのグーグル社が2005年6月からインターネットで始めたサービスで、サイトから無料でダウンロードできるソフトウエアを使って、世界各地の詳細な衛星写真と地形の立体画像、さらにアメリカ、カナダ、イギリスでは、レストラン、学校などの都市の詳細な3次元画像も見ることができるものである。空を飛ぶような感覚で移動する画像も見ることができる。無料版と有料版がある。
空中三角測量(くうちゅうさんかくそくりょう)
空中写真を使って地図を作る場合、空中写真の位置や傾き等を再現させる必要があり、そのため連続する空中写真及び隣接コースの空中写真で写真間の相対的な位置関係を定め、空中写真に写っている対空標識などで地上との位置関係を定めて、空中写真の絶対的な位置関係を定める測量をいう。そのためには、空中写真1枚ごとの観測と観測結果の計算がある。
グラウンドデータ(ぐらうんどでーた)
航空レーザ測量の場合、レーザ測量により得られたデータのうち、フィルタリングにより地表面以外のデータを取り除いたデータをいう。
グランドトゥルース(ぐらんどとぅるーす)
リモートセンシングで得られる画像データから対象物を判読する場合に、その代表的な対象物の実際の地上のデータをいう。
クリアリングハウス(くりありんぐはうす)
インターネット上に分散している地理情報等の所在情報を、一斉に検索することができるシステムをいう。そのためには地理情報を所有している機関等が、インターネット上にサーバを接続し、メタデータを通じて公開し、利用者はクリアリングハウスのサーバを検索して所在情報を容易に検索できる事となる。なお政府の地理情報のクリアリングハウスは、国土地理院のサーバに設置されている。
グリッドデータ(ぐりっどでーた)
格子状の標高データである数値標高モデルをいう。
クロースレンジ写真測量(くろーすれんじしゃしんそくりょう)
複雑な形の物や構造物などを、あらかじめ三次元測量したその物の多くの点を基に、細かいレンジでの撮影や多方向からの撮影された写真をマッチングさせて、その物を三次元測量することをいう。これにより三次元モデリングが可能となる。
グロナス(GLONASS)(ぐろなす)
GLObal NAvigation Satellite Systemの略で、ロシア連邦国防省が運用する航空機や船舶などの航法支援装置で、ロシア版GPSといえる。1982年に第1号が打ち上げられて以来、順次衛星が打ち上げられてきたが、2007年12月には3機打ち上げられ、ロシア全体がカバーされた。2009年末までに24機打ち上げられ地球全体がカバーされる予定である。グロノスは、中高緯度地域に対して最適な飛行コースを取っており、アメリカのGPSとの併用などによる精度の向上が期待されている。なお座標系は旧ソ連の座標系であり、使用にあたっては変換の必要がある。

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経緯度原点(けいいどげんてん)
国の経緯度座標の原点で、わが国では測量法第11条関連の施行令で位置が定められており、その標識は東京都港区麻布のロシア大使館横の旧東京天文台跡にある。
計曲線(けいきょくせん)
等高線の一種で、等高線の標高値を読みやすくするために、通常5本に1本太めで表した等高線である。
経度(けいど)
地球上の任意の点を緯度とともに表すもので、イギリスのグリニッチ天文台をとおる子午線を0度とし、同じ緯度にそって東回り及び西回りにそれぞれ180度までに細分している。
系統的誤差(けいとうてきごさ)
同じ条件下で測定を行ったときに生じる誤差で規則性のあるものをいう。これは何らかの方法で除去できるものである。
けば(けば)
地表の斜面を地図上にあらわすとき、傾斜の方向に単線をほぼ等間隔に表示した地図記号をいう。
検定(けんてい)
基準点測量の結果や地図については、後続の工事や調査に大きく影響する事から、その精度の確保が重要である。そこで、測量成果については測量に精通した第三者機関による精度の確保のための検査が行われている。それを検定と呼んでいる。その種類は、(1)測量機器、(2)基準点成果、(3)地図成果、(4)測量関係のソフトに分けられる。現在これを行うため国土地理院に認定の登録を受けている機関は三機関で、(社)日本測量協会ではすべてを、日本測量機器工業会では(1)を、(財)日本地図センターでは(3)を行っている。

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広角カメラ(こうかくかめら)
画角が90度程度のカメラで、写真測量用の航空カメラは広域撮影に適している事から通常これを使っている。写真測量用の場合より広範囲の撮影のための画角が120度程度の超広角カメラや、森林やビル街の撮影のための画角が60度程度の普通カメラがある。
公共測量(こうきょうそくりょう)
測量法で定められており、基本測量以外の測量のうち局地的測量や精度を必要としない測量以外で費用の全部又は一部を国又は公共団体が負担しているものをいっている。公共測量はその基準、測量方法、成果の国土地理院への提出が義務付けられており、国土地理院の長は提出された計画書に付いて技術的助言をする事となっている。
公共測量作業規程(こうきょうそくりょうさぎょうきてい)
測量法第33条第1項の規定に基づき、公共団体等の測量計画機関が作成し、国土交通大臣の承認を得た作業規程を言う。国土交通省も"国土交通省公共測量作業規程"として公共測量作業規程を作成している。
航空カメラ(こうくうかめら)
主に写真測量用にセスナなどの小型飛行機の床に穴を開けて取り付ける大きなカメラをいう。このカメラは測量に使えるようゆがみのほとんどない広角レンズ(場合によっては普通角レンズや超広角レンズ)を使い、通常23cm×23cmのロールフィルムを使っている。
航空レーザ(こうくうれーざ)
航空機に搭載し、レーザーを連続的に発射し、その反射点の三次元位置を高密度にしかも安価に測定するシステムである。発射するレーザーは光に波長であるので、測定するものは樹木等の地物の表層面の値となり、DSMのデータとなる。DTMにするには地物等を自動的に取り除くフィルタリングの処理が重要となっている。
公図(こうず)
明治初期の地租改正のときに作られた地籍の地図(旧台帳付図)を基にその後の分合筆の変化を記入したものをいう。これは旧土地台帳法施行規則(昭和25年法務府令88号)第2条1項の「登記所には土地台帳の外に地図を備える」という規定により備えられてたものであることから、公図と呼ばれるようになった。現在法務局に保管されている地図440万枚のうち半分以上を占めている。
合成開口レーダ(ごうせいかいこうれーだ)
略してSAR(さー)ともいい、マイクロ波のレーダを対象物に照射し、その反射波を解析することにより、対象物の起伏や構造を明らかにするリモートセンシング技術である。一般のレーダと異なる点は、対象物の分解能を上げるためには、アンテナを大きくする必要があるが、人工衛星等では飛行する事で反射波を受けるアンテナを大きくしたと同じ効果を生み出している点である。この方法の特徴は夜間はもちろん雲があっても観測できる事であるが、分解能は人工衛星で10m程度である。
構造化(こうぞうか)
個々の空間データをネットワーク構造や面構造、位相構造にすることを構造化といい、構造化されたデータのことを構造化データという。構造化されていないデータのことをスパゲッティデータまたは単にスパゲッティと呼んでいる。
光波測距儀(こうはそっきょぎ)
測定点にプリズム反射鏡を置き反射してくる光波の測定により距離を測定する装置をいう。2~300mの近距離用としては最近ノンプリズム型として反射鏡を置かない測距儀が主流となっている。
後方交会法(こうほうこうかいほう)
位置を求める点から、位置のわかっている2点に方向角を測り、位置を求める方法をいい、平板測量などで利用されている。
コースのずれ(こーすのずれ)
空中写真撮影の場合の撮影コースの計画コースからのずれをいい、横方向のずれは撮影高度の15%以内、上下方向のずれは計画高度の5%以内、に抑える事が普通である。
国土基本図(こくどきほんず)
国土地理院では、都市域で作成する1/2,500や農村地域で作成する1/5,000の地図のことをいう。昭和35年から作成をはじめ、主要な平野部で作成が行なわれたが、現在ではほとんど作成されていない。

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