測量用語辞典

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バーチャルアース(ばーちゃるあーす)
グーグルアースと同じように、ヤフーの検索サイト上ではじめられた地球全体の衛星画像から地域の航空写真画像までの画像情報の提供サービスをいう。
箱尺(はこじゃく)
水準測量用の標尺のひとつで、箱型で引き出せるようになっており、一般には3m程度の長さとなる。最小メモリは5mmで、一般土木用である。
ハザードマップ(はざーどまっぷ)
洪水、火山、土砂、津波など自然災害に対し、どのような災害が想定されるか、どのような避難が適切かなどを地図に表わしたものをいう。自然災害が必ずしも防災施設だけでは防ぎきれないことから、近年防災対策のソフト面として重視されてきている。
パスポイント(ぱすぽいんと)
空中三角測量において、撮影コース上の隣接する写真の接合のため、重複する部分に両方から明瞭に把握できるところを示した点をいう。一般には図化する写真(ポジフィルム)に点刻している。
パンシャープン(ぱんしゃーぷん)
衛星画像で、カラー画像の解像度を上げるため、低解像度のカラー画像と高解像度の白黒画像を合成したものをいう。
反射式実体鏡(はんしゃしきじったいきょう)
一組の空中写真を並べた状態で実体視できるよう反射鏡をつけた実体鏡で、拡大して実体視もできるようになっている。
バンドル法(ばんどるほう)
空中三角測量における調整計算法のひとつで、各写真上で対応する点を空間上で結ぶ事により写真相互間のつながりをつけてモデル全体を計算する方法である。現在ではこの方法が主流となっている。

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BH比(びーえっちひ)
写真撮影位置間の距離である基線長と撮影高度の比をいい、空中写真撮影の場合通常2~3、人工衛星画像の場合1程度である。BH比が大きいほど一般に高さの計測精度は向上する。
BM(びーえむ)
ベンチマークと読むのが通常で、地上基準点の事をさしている。
BL(びーえる)
緯度経度のことで、Bはドイツ語のBreite(緯度の意味)、LはLange(aはウムラウトが付き経度の意味)の頭文字をとったものである。
筆(ひつ)
土地登記の用語で、土地の所在、地番、地目、地積、所有者によって認識され、登記簿の登記されものをいう。
標尺(ひょうしゃく)
水準測量用の機器でスタッフともよばれ、水準儀から高さを読み取れるよう測定点に垂直に立てるものである。木製の他金属、グラスファイバー、プラスチック製がある。
標準地域メッシュコード(ひょうじゅんちいきめっしゅこーど)
統計に用いるものとして、昭和48年に行政管理庁より告示がなされ、JISで規格されている。それでは8桁の数字で表され、始めの4桁は第1次地域区画をあらわし、1度ごとの経線と偶数緯度を3等分した緯度で囲まれた地域をさし、次の2桁は第2次地域区画を表し、第一次地域区画を経線方向と緯線方向にそれぞれ8等分したものをさし、次の2桁は第3次地域区画をさし、第2次地域区画をそれぞれ 10等分したものをさす。第3次地域区画は基準地域メッシュと呼ばれ、約1km2である。なお平成14年4月から測量法の改正に伴い、緯度経度の変換が行われたため、従来の地域メッシュの範囲は、JIS規格で追補されている。
標石(ひょうせき)
地上の位置又は高さを永久に表すために設置されるもので、昔からの花崗岩の他、コンクリート柱、金属標などがある。基本的な形は、測量法のほか、国土交通省公共測量作業規定に定められている。
標定(ひょうてい)
連続的に撮影された空中写真について、図化機にかけたときに、撮影された時の状況の傾き等が再現されている状況をいう。A8などの図化機では、機械式に再現させるため1モデル1時間以上かかっていたが、解析図化機では、数分で完了させることができる。
標定図(ひょうていず)
空中写真測量で、空中写真の撮影コースと番号を地図の上にあらわしたものをいう。一般にコースの両端は写真の主点(中心)の位置と撮影範囲を描いているが、後は写真の主点のみで示す事が多い。
標定点(ひょうていてん)
空中三角測量や図化作業において、写真上の点と地上の座標との関係をつけるために測定される地上の点で、その点が写真上に明瞭でない場合には、写真上に刺針を行い、位置を明確にしている。

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VRS(ぶいあーるえす)
ネットワーク型RTK-GPS観測のうちの仮想基準点方式をいう。これは、移動局から概略の位置情報を電子基準点のリアルタイムデータの配信業者に送信し、配信業者では、移動局周辺の3点以上の電子基準点の観測量から補正情報を求め、そのデータを携帯電話を使って移動局に送信し、正確な位置をリアルタイムに求める方式である。現在「ネットワーク型RTK-GPRを利用する公共測量作業マニュアル」として、FKP方式とあわせこの方法の作業方法等が国土地理院より出されている。
VLBI(ぶいえるびーあい)
Very Long Baseline Interferometryの略で、はるか数十億光年先にある電波星から出される電波を、複数のアンテナで同時に受信し、その到達時間差を計測する技術である。この原理を使って、アメリカと日本の間など長距離をcmの精度で測量できるようになり、大陸移動などの大規模な測量も行なっている。国土地理院では4基あり、アンテナは直径数m~32mとなっている。
フィルタリング(ふぃるたりんぐ)
航空レーザ測量の場合、レーザ測量により得られたデータのうち、地表面以外のデータを取り除く作業をいう。
フォルスカラー(ふぉるすからー)
リモートセンシングの解析に使われる手法で、近赤外の波長のデータを赤、可視光のうち緑付近の波長のデータを緑、青付近の波長のデータを青で合成して作られる画像である。これによると植生が多いところは赤く強調された画像となる。なおフォルス(false)とは擬似という意味である。
複製(ふくせい)
測量法29条では、国土地理院で測量した基本測量の成果のうち地図その他図表等をそのまま複製して利用する場合をいい、承認事項であるが営利目的では承認されない。
普通角カメラ(ふつうかくかめら)
画角が90度程度のカメラで、広角カメラでは写真の周辺にゆがみが大きいため、撮影面積は小さくなるがそれを防ぐためのカメラである。森林関係、高いビルのある都市の撮影などに使われている。
プラニメーター(ぷらにめーたー)
地図等に描かれた図形の形をなぞって1周する事で面積を簡単に計測する機械をいう。
ブロック調整(ぶろっくちょうせい)
写真測量において、一定の地域で、すき間なく撮影した空中写真のそれぞれの位置と傾きを、同時に調整計算をして定める方法をいう。そのためには隣り合っている写真で同じ地点を探し、撮影コース間をパスポイントで、隣接するコース間をタイポイントで接続してから行う。最近では、その接続を写真の自動判読で行う方法も開発されてきている。

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閉合誤差(へいごうごさ)
測量において、測定値は必ず誤差を持っており、三辺測量での中心角の合計が180度にならない、同じ点まで測定してきたときに必ず同じ値にはならないなど誤差が生じる。その誤差をいい、測量の精度にあわせ、許容範囲が決まっている。
平板測量(へいばんそくりょう)
狭い範囲の地図作成に用いる測量機器で、水平に設置した平板の上にアリダードで任意の点を2方向以上で合わせて点の位置を決め、それを繰り返して地図を作成する。
平面直角座標系(へいめんちょっかくざひょうけい)
XY座標ともいい、地球は局面だが、狭い範囲の測量では平面として計算を行ったほうが便利であり大きな誤差も生じないことから、公共測量のような測量範囲の狭い場合に共通に利用できるよう定めた座標またはこの座標を基とした位置をいう。わが国では東西130km以内を適用範囲とする座標系が「国土交通省告示第9号(平成14年1月10日)で19系定められている。ちなみに兵庫、鳥取、岡山は第Ⅴ系(北緯36度、東経134度20分が原点)、福井、三重、滋賀、奈良、和歌山、京都、大阪は第Ⅵ系(北緯36度、東経136度が原点)となっている。
ベクターデータ(べくたーでーたー)
地図データやGISデータ-について使う場合、ラスターデータに対応した言葉で、位置の他隣接のデータとの関係を、結節点(ノード)、それらを結ぶ線分(アーク)、線分で囲まれる面(ポリゴン)という要素に分解して持ったデータで、データ解析には適した構造をもったデータとなっている。一般にラスターデータよりデータ-量は少ないが、作成費用はかかる。
ベンチマーク(べんちまーく)
水準点のことである。
偏心(へんしん)
基準点の測量や対空標識の設置の場合、その位置の測定が障害物のためにできないときに、近傍に点を仮に設け、その位置を観測し、その位置から基準点や対空標識点の観測を行うことをいう。

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補助曲線(ほじょきょくせん)
地図に等高線で地形をあらわす場合、基本的な等高線間隔を示す主曲線だけでは緩やかな地形や起伏が表せない場所で使う補助的な等高線で、等高線間隔の1/2や1/4の曲線が用いられる。
POS(ぽす)
Position and Orientation Systemの略で、カナダのAPPLANIX社のIMUの製品名である。これは航空機にGPSと慣性計測装置を搭載して、航空機の姿勢と位置を常時観測し、地上との位置関係を自動的に把握するものである。航空写真撮影や航空レーザー観測時など場合に使用し、計測の効率化を図ることができる。

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